お祭り

今回初めてアイルランド人のお祭り、セント・パトリックス・デーに参加してきました。毎年3月17日に行われるこのマンハッタンのパレードは、今回で244周年を迎えるそうです。

セント・パトリックス・デーとはアイルランドの守護聖人、セント・パトリックを祝う行事で、マンハッタンにはこのお祭りを見に毎年約200万人が集まるそうです。

5世紀ごろに聖パトリックがアイルランドにやってきて、キリスト教を広めました。その彼の命日が3月17日になります。
緑色を身に付けるのがこのお祭りの慣わしです。アイルランドのシンボルの色が緑だからです。それはセントパトリックの象徴である三つ葉のクローバー(シャムロック)からでもあり、一年中緑の耐えない『エメラルドの島』と呼ばれるアイルランドの国の色からきてるとも言われます。

聖パトリックは教義の教えである「三位一体(神(父)=イエス(子)=精霊)」を教える時に3枚葉のシャムロックを手に取って教えと説いたといわれています。とにかく上から下まで真っ緑の人もいました。

ゆきは緑の服を持っていなかったのですが、ゆきママは去年アイルランド人のお友達からもらったクローバーの絵が入った帽子を被って行きました。

聖パトリックは死ぬ間際に「死んでも悲しまずに天国に行く私のために祝って欲しい。そして心の痛みを和らげる何かの雫をのむように」と言い残したといいます。それで、『祝う=お祭り、パレード』『雫=アルコール、ビール、特にこの日は緑のビール』という図式になったのだそうです。

ちなみにパレードという形が始まったのはアイルランド本国ではなく、18世紀にこのニューヨークでアイルランド生まれの兵士達が行列を組んでセントパトリックを祝う居酒屋へ行進を行ったのが発端だそうです。マンハッタンのパレードは5番街の44丁目からスタートして86丁目まで北上し、その後イーストサイドにある3アベニューと行進します。
ゆきはお馬さんを見て興奮してました。

ゆ「で、でかくてパカパカ歩いてるている奴がいるワン」
マ「いいから、落ち着いてちょーだい!」
パグパイプの音色がマンハッタン内に鳴り響きます。アイルランド特有のバグパイプはスコットランドの物とは違って、「イリアン・パイプ」と呼ばれるもので、いわゆるバグパイプ(アイルランド人はスコットランドのものを「ハイランドパイプ」と呼ぶ)よりも音域が広く、普通が5音域であるのに対して7音域もあるそうです。

それを楽しみにしていたのですが、実際にパレードで使われていたのはほとんどが普通のバグパイプ「ハイランドパイプ」でした。実際のイリアンパイプは口では吹かずに、袋を両肘に挟んで空気を送り込んで音を出すタイプなのだそうです。ゆきが寒くて震えだして途中で帰ったので、ひょっとしたらその後にイリアンパイプの人が来たかもしれませんが・・・
パレードには前ニューヨーク市長のジュリアーニ氏(手をあげている人)とその隣には現ニューヨーク市長のブルームバーグ氏が参加していました。ニューヨーカーの人気者のジュリアーニ前市長は大人気で大きな歓声を受けていました。ロウ人形館のマダム・タソーにはジュリアーニ氏のロウ人形まであります。

今やアイルランド人の団結は凄まじく、「アイルランド人の票を制す者選挙を制す」とまで言われているそうです。そのため政治的なつながりが深く、こうしてパレードに市長や元市長が来ることが多いようです。ビデオ:7.49MB(21秒)

ゆきパパのつぶやき
パ「ブルームバーグ氏の自伝はとても面白いですよ。ゼロからのスタートで、現在では世界で7番目のお金持ちだそうです。相当な努力家だったそうで、しっかり見習わないとっ。」

タータンチェックのスカートはアイルランドやスコットランドの象徴です。前に下げている袋はお財布や小物を入れる袋だそうです。

このバグパイプの演奏を聴くと、なんだか笙などの和楽器を思い出してしまいます。ビデオ:6.49MB(18秒)
いろいろな地方から、アイルランド移民団体がこのパレードに参加しています。各団体ごとにユニフォームが違ったり出し物が違ったりします。中にはただ、退役軍人の人達が行進…というか楽しそうにお喋りしながら歩いているという団体もありました。
毎年クリスマスにラジオシティーでやっている「クリスマス・スペキュタクラー」に出てくるくるみ割り人形達みたいです。ぴったり揃っていて見ていて気持ち良かったです。
かわいらしいソックスです。日本の制服にもこういうソックスが多かったのはここから来たイメージなのでしょうか。一昔前にルーズソックスなるものが流行りましたが、やはりこういうピシッとしたほうが格好いいですね♪

このスカートの下は何も穿かないそうです。もし強風であおられたら・・・(キャーッ)なんて考えてしまうのはゆきママだけでしょうか??
この帽子がキョンシーの帽子のように見えてしまってしかたありません。シルクロードはアイルランドまで続いていた?!のでしょうか・・・なんてねっ。
ゆ「もう、パレードは飽きたワンよー。そういえばアイルランドの人達は今日コンビーフとキャベツの煮込みを食べるって聞いたワン♪それのほうが興味あるワンよ〜」

マ「そうそう、そういうのが・・・って、ゆきは健康のためにいつも通りのごはんよ♪」

・・・と言いながらも、ついつい生のキャベツを一枚特別に食べさせてあげたゆきママなのでした・・・
パレードに参加していた地方からの高校生です。この日はとにかく緑の色のものを着ると幸運が訪れると言われているので、誰も彼も緑です。・・・あっ、女の子と目が合った!写真撮らせてもらおーっと。・・・と近づいて写真を撮らせてくれるように頼んだら・・・
ゆきを抱っこしてくれました。

笑った歯を見ると、歯まで緑!気合入っています(笑)

ゆきも豪快な全身緑の女の子に抱かれて、しおらしくしてました。
この日のエンパイア・ステート・ビルは緑でした。

A Wee Bit O'Irish!!
(↑アイルランド語でのお祝いの言葉です。)